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LaTeXで図形問題を作りたいとき、枠の中に画像と文章を入れたいと思う時があるかと思います。
↑この記事の目標です。
この記事では、上の画像のような問題枠の中に画像が入った文章を入れる方法を紹介します。
目次
追加して欲しいパッケージ
\usepackage{tcolorbox} %黒い網掛けの枠出せるやつ
まずは上のパッケージを書き入れてください。
TeX Writerであれば、上の二つをコピペすれば自動的にダウンロードしてくれる事を確認しました。
穴埋め問題を作れるようにするコマンドを作成
目標となる画像では、穴埋め問題で使われるような四角に囲まれた数字があると思います。
これを\anaumeと入力するだけで自動的に番号を振り当ててくれるコマンドがありますので、次の記事を参考にしてください。(こっちもコピペするだけです)
穴埋め問題の部分を作らなくていいという人はこのまま先に進んでください。
目標となる画像を表示するためのソースコード
早速ですが、ソースコードです。
\begin{wrapfigure}[10]{r}[0cm]{4cm}
\centering
\includegraphics[keepaspectratio,width=4cm]{nitidai3.PNG} %ここは自分の画像で置き換えてください
\end{wrapfigure}
\ 図のような三角形ABCにおいて,辺ABの中点をD,辺BC,CAを1:2に内分する点をそれぞれE,Fとし,線分AEと線分CD,BFの交点をそれぞれP,Q,線分BFと線分CDの交点をRとする.このとき,$\cfrac{QA}{EQ}= \anaume,\cfrac{PC}{DP}= \anaume $であり,三角形ABCの面積を$S$とすると,三角形PQRの面積は$\frac{\anaume}{\anaume \anaume \anaume}S $である.
\end{tcolorbox}%枠終わり
\setcounter{mycounter}{0} % カウンターを初期化
注意点として、画像はこちらが自前で用意したものですので、このままでは動かないという事です。
\includegraphics[keepaspectratio,width=4cm]{nitidai3.PNG}の部分は自分の持っている画像に置き換えてください。
上のソースコードで使われているコマンドを表にしてまとめると
コマンド | 意味 | 備考 |
\begin{tcolorbox} | 黒い網掛けの枠 | []の中でタイトル表示 |
\begin{wrapfigure} | 回り込ませるように図形と文章を配置 | [またぐ行数]{r,lで画像の表示場所指定}[右端の間隔]{左端までの間隔} |
おおよそこのようになっています。
\begin{wrapfigure}では、r,lで画像の表示する場所を指定できますが。lにしてみると、下の画像のように左側に画像が表示されます。
注意点:文章は一続きにする
注意点ですが、問題文に途中で改行を入れてしまうと文字と画像が被ってしまうことがあります。
それでも改行をしたいという場面があると思いますが、その場合は『 \\ 』を使って改行をしてください。
そうすれば、画像が被らずに配置できるかと思います。
おまけ(画像の中で出てきた\maruとかいうコマンドについて)
この記事内で既に『\anaume』とかいう番号付き穴埋め問題を作るコマンドの紹介をしたのでコピペ用のソースコードからは外しましたが、『\maru』という丸数字を出すコマンドについてもコマンド作成方法の記事のリンクを貼っておきます。
おわりに
無事に動いてくれたなら幸いです。
当ブログでは、他にもTeX writer(iPadのアプリ)でコンパイルできたものをまとめているので興味があれば是非。
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