塾なしで高校受験に挑む方法!塾講師が1日の勉強時間や使用するテキスト、年間スケジュールまで徹底解説

中学生の子を持つ保護者の中には「受験に向けて塾に通わせた方がいいのかな」「周りは塾に行き始めたから焦る……」などという悩みを抱えている方も多くいると思います。

かといって、塾に通わせるとなると年間でおおよそ30万〜60万ほどのお金がかかりますし、塾なしで合格できるのであればそうしたいですよね。

この記事では、塾に通うことについての考え方や、塾なしでの受験勉強の方法について解説していきます。

 

大前提:受験に合格するためにはまず勉強時間が必要

まず、大前提として高校受験で合格するために必要なことを知りましょう。

それは休日8時間以上、平日3時間以上の勉強です。

これほどの勉強時間を継続して行うことで、ゆっくりと偏差値は上がっていきます。

もちろん勉強はこういう進め方をした方がいいとかの話はありますが、それはさておきこの大前提をまずは知ってください。

塾に通っても合格できなかった生徒は、体感この大前提の半分ほどの勉強しかしていない印象です。

出来れば休日は10時間、平日は4時間から5時間と言いたいところですが、あまり高く望んでやる気を失ってもいけないので、まずは8時間をこなしていきましょう。

受験生の勉強時間

大前提:休日8時間以上、平日3時間以上は勉強する
 

 

塾はなんのために行くのか

ここでは塾に行く意味やメリットについて説明します。ちなみに、塾に行くことのデメリットはお金がかかることです。(知ってる)

強制的に勉強時間を確保できる

塾では授業が行われますので、強制的に勉強時間を確保することができます。

3時間ほど授業が行われることは普通ですので、平日の目標勉強時間くらいは塾で補えます。

 

勉強のモチベーションが保てる

塾に行く意味として、生徒のモチベーションを保てるということがあります。

塾は勉強をするための場所ですから、学校とは違った緊張感があります。

モチベーションというのは受験勉強で一番大事といっても過言ではありません。

何故なら、やる気を失えば大前提の勉強時間が足りなくなるからです。

中学時代、中学2年段階で偏差値60くらいはあった友人が志望校(偏差値40のところをなぜか目指していた)が余裕だからといって3年で授業を受けるだけの生活をしていたそうなのですが、1年間で偏差値を20ほど落として高校をギリギリで合格したという話を聞いたことがあります。友達同士なので「いや目指すところ低すぎだろ笑」とか笑い話になっていますが、実際勉強を怠ると偏差値は相対的なものですので下がっていくのです。

 

模試で偏差値が出る

大抵の塾では2ヶ月に1回(ないし1ヶ月に1回)、偏差値の出る模試を実施します。

自分の偏差値を知ることは、志望校選びにかなり役に立つので、これは明確に塾に通うメリットといえます。

結果が良ければ「もっと高いレベルめざせるんじゃないか?」、結果が悪ければ「次は絶対志望校判定良くするぞ!」とモチベーションを上げていくことができます。

また、単純に実践形式の試験を行うことは本番の緊張緩和などにも繋がるでしょう。

 

勉強における詰みを回避できる

勉強における詰みとは、つまり「解説をみても理解できない」という状況です。

自学で勉強していった際に、理科や社会は比較的解説を見れば理解できる教科なのでこの心配はありませんが、数学・英語・国語は度々「解説の解説をくれ!」という状況に陥りがちです。

例えば、英語でありがちな詰みだと

問題:「私は彼を元気づけた」を英語にしなさい。

解答:I cheered him up.

解説:cheer up 「元気づける」

このようなものがあります。

英語の解説は熟語の意味をポンと記述されるだけというのが起きがちなのですが、この問題の場合、どうして「cheer him up」なのか、どうして「cheer up him」じゃダメなのか?などという疑問がわいて当然です。

解説するなら「ネイティブの発音感覚の都合上、副詞とセットの句動詞で目的語が代名詞の場合、代名詞を先に書くというルールがあるから」ということになるのですが、この解説に自力でたどり着くのは中々大変そうです。つまり、熟語の意味はわかったけどそれを使う文法がわからないってことがしばしば出てきてしまうということです。

数学全般、英語の文法、国語の読解などは解説をみてもわからないことが多々あるので、こういうときに勉強内容を気軽に聞ける塾は重宝するでしょう。

 

受験に役立つテクニックを知れる

普通の人が思い浮かべる塾に通うメリットといえば、おそらくこれだと思います。

塾技なんて本が出版されるくらいですから、確かに学校では教わらないテクニックを教わることもあります。

例えば、「1234用意ドン(水の電気分解)」とか「だろだっでにだなならまる(形容動詞の活用)」とか「soxshch(複数形esになる名詞)」などはこれでしょう。

 

結論:塾に行く意味

塾に行く意味

  • 強制的に勉強時間を確保できる
  • 勉強のモチベーションを保てる
  • 模試で自分の偏差値を知れる
  • 解説見てもわからない問題で学習が止まりにくい
  • 受験のテクニックを知れる

これらが塾に行く意味だと言えるでしょう。

中でも「模試で自分の偏差値を知れる」「解説をみてもわからない問題で学習が止まりにくい」これらは特にメリットであるといえます。

他の点に関しては、自学でも全く問題ないです

そもそも問題、塾に通えば受験は全て大丈夫というわけではありません

冷静に考えて、集団での塾なら1週間で多くて8時間くらいの授業を受けることになりますが、受験生であれば1週間に学校の授業と自習合わせて56時間(1日8時間×7日)ほど勉強することになるわけですから、塾での勉強時間は全体の7分の1程度になります。

結局のところ受験は個人がいかに頑張れるかで、塾はその頑張りを単純に応援したり、効率よくするための場所だと考えてください。

 

塾なしで受験勉強は大丈夫?

結論からいえば、塾なしでも大丈夫です

確かに塾に行かないと得られない恩恵はありますが、自学でも受験で最も重要な学習時間の確保はできるのです。

最初に書いた通り、大前提となる休日8時間以上、平日3時間以上の勉強時間を確実に確保して勉強を進めていけば、確実に力はついていきます。

ただ書くのは簡単ですが、実際に8時間も勉強できないという話で、どうしても勉強に手がつかないようでしたらまずは

  • 平日は放課後学校で居残り勉強させる
  • 休日は公民館や図書館、カフェなどに行かせて、勉強させる

などが始めやすいところですので、それをやってみてください。

また、家庭での学習をしやすくするためには家族の協力が不可欠です。是非、自分のお子さんに協力してあげてください。

勉強時間の確保の仕方については以前書いたのでそちらを参考にしてください。→受験勉強の仕方は?まずは勉強時間の確保が重要です【中学生・高校生・保護者向け】

 

どうしても自分1人で勉強できないなら、最終手段として塾を選択するというのが良いのではないでしょうか。できる限り安く抑えたい場合、最安値のプラン(大抵個別1コマや映像授業)に入って自習室の利用と模試の受験の恩恵を受けるのもありですね

 

塾なしの受験勉強で購入するものは?

塾なしで受験勉強をする場合、学校で購入したワーク(問題集)+自分でテキストを購入して勉強を進めていくことになります。

ザックリと言ってしまえば、各教科問題集と参考書、そして過去問(ないし過去問形式の問題集)の3種類購入します

初めて塾に来たという生徒に話を聞くと、割と「参考書で勉強していました」という人が多い気がしますが、これはあまりおすすめできません。参考書はあくまでわからない問題が出てきたときに参考にするもので、それだけで勉強するものではありません。

  • 問題がメインのテキスト→問題集
  • 解説がメインのテキスト→参考書

このような分類です。購入優先度としては問題集>参考書です。

そして過去問ですが、これは絶対に購入してください。いくら普段のテストができていても、入試形式の問題に慣れていないと本番で焦って力が出せないという事態に陥ります。また、過去問で傾向を先に掴んでおくことで効率的に勉強することができます

学校で使っていたワークがあるのに、新しくテキストを購入する理由としては、単純に多くの問題パターンを体験した方がいいということが挙げられます。多すぎても解ききれずに身に付かないと思いますので、各教科追加で一冊が丁度いいでしょう。

塾なしでの受験勉強の流れは?

受験勉強の大雑把にこのように進めていきます。

①過去問の確認(特に、国語で部首や文法が出るか英語でアクセントや発音が出るかどうかを確認する)

②問題集を繰り返し解き、力をつける。(また、学校での試験などの復習も平行する)

③過去問を時間を計りながら解き、本番解ききれるように特訓。

塾でも②→③の流れで勉強していくところがほとんどだと思われます。

 

過去問の確認

まずは過去問の確認をしましょう。

なぜ確認するかと言えば、一番は出題されない内容を勉強しないためです。

他にも、最初に過去問を軽くみておくことで、入試までの不透明さが軽減されます。

塾では塾の先生が出題されない範囲などは先に調べていますが、自学するならば自分で過去問の確認をしないといけません。

 

問題集を繰り返し解く

受験勉強の大半は問題集の周回です。たくさんの種類のテキストを使う人もいますが、1つのテキストを極めるだけでも十分です。

特に、高校受験では3学期に習う内容まで入試問題で出題されてしまうので、既習未習関係なく問題集を進めてください

進め方ですが、基本的にどの教科も問題を解いて丸つけ解説読む→理解できないところは参考書この流れで進めていきます。

公立高校の受験は大体2月にありますので、冬休み前までに最低でも問題集(学校のものと購入したもの)を2周しましょう(別途購入する1冊については夏までに2周)。

また、問題集での自学を進めながら、学校で行われる試験の復習も確実に行ってください

試験は効率よく自分の苦手な問題を明らかにすることができますから、それを無視するのは愚かです。

 

過去問を時間を計りながら解く

問題集で基礎的な学力をつけてきたら、過去問に挑戦します。

最初は時間通りに解ききれないと思いますが、時間を計りながら徐々に解ききれるように特訓します。

過去問でも、解く・丸つけ・解説→理解できないところは参考書の流れを行ってください。

入試問題で出題される範囲がそもそも学校で終わっていないので、過去問演習は冬休みからで大丈夫です(もちろん、早めに過去問演習に入っても良い)。

ただし、私立に関しては冬休みからだと遅いので私立の志望の度合い(私立が第一志望など)によっては11月から解き始めるのが良いかと思います。

 

結論:塾なし受験勉強の方法

塾なしでの受験勉強の方法

  • 問題集と参考書、そして過去問を購入する。
  • 過去問を確認した後、冬休みまでに問題集(学校ワーク+購入したもの)を最低2周する。
  • 学校の試験の復習も忘れない。
  • 冬休みからは過去問を使い、時間を計って解ききれるように特訓する。
  • 解く・丸つけ・解説→理解できないところは参考書が基本的な学習方法。

おおよそこのようにして、自学で受験勉強を進めるのがいいです。

 

ここからは、各教科ごと、レベルごとにおすすめのテキストと、勉強方法を紹介していきます。

 

購入する問題集(レベルごと)

問題集に関しては、全教科まとめ買いがしやすいので、レベルごとに問題集を一つずつ提示します。

実際の入試で出題される問題の難易度で、「難関私立」と「それ以外」に分けておすすめを1つずつ紹介します。

また、学校のワークを併用する想定ですので、三年分が入っていてざっくりと学べるタイプの問題集を選びました。

BUILDER受験版(難関私立以外はこれ)

おいおいいきなり塾用教材じゃないかと言われてしまいそうですが、一般的な学力層を対象にしている問題集はやはり塾用が強いと思いますのでここは正直にいきます。

おすすめの理由としては

  • メルカリ(フリマアプリ)で比較的に出回りやすい。
  • 3年分が1冊にまとまっている。
  • カラーページも多く、単元内容の説明ページも丁寧。

これらのことが挙げられます。

別に統計を取ったわけではないので正確かは知りませんが、シリウス、新演習、マイクリア、iワーク、必修テキスト辺りの各学年ごとに別のテキスト(つまり1年生用2年生用3年生用があるテキスト)を塾では使うことが多いです。

3年間共通のテキストは、大体塾に通ってる受験生が学年の初めに購入させられるけど、結局解かずにほったらかしになりがちです。

そんな3年間共通テキストの中で割と人気なのがこのビルダーで、結局使わなかった受験生の親御さんがメルカリで流してしまうという事態が起きているんですね。

また、3年間が1冊になっているので、お財布に優しくなっています。(メルカリだと大体全教科で3000円下回る)

そして、これは塾用教材なので問題集と言いながらも説明の部分もある程度充実しており、もう半分参考書と言ってもいいかもしれません

これらのことから、塾用テキストですが答え付きで美品が比較的に手に入りやすく、内容も良いので一般的な塾なし受験生たちにはビルダーがお勧めです。

 

最高水準問題集 高校入試(難関私立はこれ)

最新版が左です。市販されているテキストなので、普通にAmazonで購入できます。

ハイレベルな問題に挑戦する生徒なら、この問題集は非常におすすめです。

塾用教材は平均的な学力層に合わせて問題が作られたものが多いので、偏差値70とかの私立高校を受験する生徒が通塾した際には、最高水準問題集を使っています。

ハイレベル用としてこの問題集を紹介しているブログもちらほら見かけるので、難関校向けの王道問題集なのかなと思います。

塾用教材でもハイレベル向けの問題集はありますが、それよりも個人的にはこの最高水準の方がいい気がします。

一応注意しておくと、最高水準問題集(高校入試がついていない無印版)という各学年、各分野ごとの問題集も発売されています。そちらはどうなのか中身を見ていないのでコメントできませんが、一冊で完結させるなら「高校入試」がついた方のテキストを購入してください。

 

BUILDERが入手できない→ウィニングフィニッシュ

塾用教材だと、ウィニングフィニッシュが良いでしょう。

理由としては

  • メルカリでかなり出回っている。
  • 3年間がひとまとめになっている。
  • 問題数が多い。

これらのことが挙げられます。難易度はビルダーより少し優しめです。

自学的には、ビルダーよりもいいかもしれません。

問題量の視点で言えば、ウィニングフィニッシュに軍配が上がります。

ただ、なぜかこの問題集は状態の悪く、また答えのついていないものが出回っていることが多いです。誤って答えなしを買わないように注意してください

おそらく、このテキストをメインに使っている塾がたくさんいるが、答えは塾に回収されていると言った都合なのかと思われます。(逆に、ビルダーは塾で買わされるけど結局自学用のため綺麗で答えつきのものが出回っている)

ただ、こちらもビルダーと同じく3年間がひとまとめとなっています。

こちらはメルカリ内相場がいまいちよくわからない(2000円で出品している人もいれば、1000円未満で出品している人もいる)ので、答え付きでできるだけ安いのを買いましょう。

 

市販だと中学総合研究問題集がオススメ

追記です。市販の参考書で良さそうなのを探していたところ、旺文社の中学総合的研究問題集が見つかりました。旺文社好き。

中学総合的研究は参考書も売られていますが、今回話題に出しているのは問題集ですので購入検討している方は注意してください。

この中学総合的研究問題集はまずレイアウトが良く、基礎標準応用と難易度が各単元分かれているので勉強の計画を立てやすいことが非常に大きな良さだと感じました。

builderと比較したとき、あちらは模擬テストの量や発展的な内容なども充実していますが、それ以外の部分に関しては遜色ないと思います。

こちらメルカリでは一冊700〜1000円ほどで取引されているようです。

購入する参考書(各教科ごと)

参考書に関しては各教科ごとにお勧めのものが違いますので、教科ごとに紹介します。

問題集としてBUILDER受験版(またはウィニングフィニッシュ)を使う想定ですので、参考書は詳しく載っているものだけを選びました

また、教科によっては参考書がいらないと思う教科もありますので、あくまでここで紹介されているのは最低限だと考えてください。

英語:たのしい英文法

有名な本なので知っている人も多いかもしれません。なんと1975年初版だそうです。

英語の参考書としては、こちらをおすすめします。

学校の授業で学ぶ基本的な内容はもちろん、動詞句など、ないがしろにされがちな用語もちゃんと書かれていたりします。

また、単純に文法が書かれているだけではなく、その文法になった歴史についても触れていたり。

旧版だとブックオフで100円で普通に売ってます。

追記:旧版は買わない方が良さそうです。理由として、昔と今の学習内容が異なっていると言うことが挙げられます。具体的には、3年内容として過去完了形が入るなど、どう見ても高校内容のものまで入っています。受験関係なく発展的な学習をしたい人は旧版を買うのもいいかもしれませんね。100円で良質な情報を得られそうです。

 

理科:中学理科用語・資料集

かなりしっかり用語がまとまった参考書です。もしかしたら資料集かもしれませんが、用途は同じなのでいいでしょう。

こちらはメルカリで大体500円くらいで買えます。

理科を学ぶ上でオールカラーは非常に役に立つのでいいですね。

 

社会:中学社会用語・資料集

理科で紹介した参考書の社会バージョンです。

こちらもかなり使いやすいのでぜひ使いましょう。

単元の用語が一つにまとまっているので、社会のようなまとまった知識の暗記が必要な教科にマッチしています。

内容について少しレビューした記事を書きました→中学社会の参考書はこれが圧倒的におすすめ!旺文社中学社会用語集

 

数学・国語について

数学と国語は知識というより、技術を求められる教科です。

そのため「参考書を読んで理解する」よりも「問題を解いて解き方を会得する」方が大切です。

つまり、参考書で知識を詰め込むよりも手を動かして問題集を解けということですね。

したがって、参考書は特に必要ないと私は思っています。

もし、どうしても参考書が欲しいという場合、数学ならば少し高いですが自由自在がおすすめです。

問題も結構入っていますし、カラーで見やすくなっています。

 

結論:購入するテキスト

購入するテキスト(難関私立以外)

  • BUILDER受験版(メルカリで購入 全部で約3000円)
  • たのしい英文法(BOOKOFFで約1000円、旧版100円。メルカリ800円程度)
  • 中学理科用語・資料集、中学社会用語・資料集(新品各1300円。メルカリ2冊で1000円いかないくらい)
  • 志望校の過去問(ものによるが大体1000円ほど)

  • →合計約6000~7600円
購入するテキスト(難関私立)

  • 最高水準問題集 高校受験(Amazonで一冊約1200円)
  • たのしい英文法(BOOKOFFで約1000円、旧版100円。メルカリ800円程度)
  • 中学理科用語・資料集、中学社会用語・資料集(新品各1300円。メルカリ2冊で1000円いかないくらい)
  • 志望校の過去問(ものによるが大体1000円ほど)

  • →合計約9000~10600円

基本的には学校のワークと買った問題集を何周もするようにしましょう。自信を持って全て解ける状態になってしまったら、別のテキストの購入を検討してください。

各教科ごとの詳しい勉強方法や勉強時間について

前述した通り、受験勉強は基本的に

問題を解く・丸つけ・解説を読む→理解できないところは参考書

これが王道の勉強方法です。

解説を読まない生徒がたまにいますが、それは勉強の効率が悪すぎるのでしっかり読むようにさせてください。

また、問題集は何周もしましょう。一回解いておしまいではありません

 

ここからは各教科ごとにこのように勉強すると良いというのを紹介していきます。

また、ビルダーを使用して休日8時間、平日3時間の勉強時間を仮定して、時間の使い方についても一例として紹介します

 

国語の勉強方法や勉強時間

国語は漢字や文法などの知識よりも、文章読解などの技術が求められる教科です。

そのため、勉強方法は長文読解を中心に行うことが望ましいです。

また、長文は1日に何問も解くのは集中力の問題もあり、勉強時間はそこまで取れません。継続した学習が求められます。

  • 勉強時間:休日1時間、平日30分
  • 学習目標:休日長文2問、平日長文1問
  • 補足:答えが導かれる理由や流れに注目して学習する。

 

数学の勉強方法や勉強時間

数学は知識よりも、どう解くのかという技術が求められる教科です。

そのため、参考書を読むよりも、とにかく問題をたくさん解くことが望ましいです。

数学は理解できない問題に当たると、先の学習内容に進めなくなる場合がありますので、一歩一歩着実に理解していくことが

大切です。

また、数学は解答の流れを暗記することも大切なので、解けなかった問題は模範解答通りに再現できるようにすぐに解き直しをするのをおすすめします。

  • 勉強時間:休日2時間、平日1時間
  • 学習目標:休日1単元、平日0.5単元(基礎、発展で分割)
  • 補足:解けなかった問題はすぐ解き直すこと。また、理解できないときは、学校の先生に質問すること。

 

英語の勉強方法や勉強時間

英語は単語力と文法力の両方が求められる教科です。

そのため、長文、文法、単語や熟語のバランス良い勉強が求められます。

塾用テキストは大抵後ろの方のページに重要表現や重要動詞がまとまっていますので、それを何十周もしましょう。

また、単語練習を兼ねるために、穴埋め問題などでも全文しっかり書くようにするといいでしょう。

  • 勉強時間:休日2時間、平日1時間
  • 学習目標:休日1単元、平日0.5単元(重要表現も継続してやる)
  • 補足:単語練習を兼ねて、穴埋め問題でも全文書くこと。

 

理科・社会の勉強方法や勉強時間

理科と社会は、知識が問われる教科ですが、ただ一問一答形式で知っているだけではなく、まとまった知識として(体系化された状態で)用語を覚えることが求められる教科です。

例えば、「子葉が1枚の植物は単子葉類と呼ばれ、葉は平行脈、維管束がバラバラ、根はひげ根」であることを覚えるだけではなく、「単子葉類の他に双子葉類があって、それらは被子植物。被子植物と対になる裸子植物とを合わせて種子植物と呼ばれている」など、植物の分類全体をまとまった知識として覚えることが大切です。

なので、理科や社会では解けなかった問題があったら、その周辺の知識までまとめて理解することが学習の近道です。

  • 学習時間:休日各1.5時間、平日30分
  • 学習目標:休日各1単元、平日0.5単元
  • 補足:間違えた問題の周辺知識を図や表でまとめること。

 

1年通しての勉強のスケジュール

上記の長ったらしい説明をまとめて表にしたものがこちらになります。上記の学習目標のペースでやっていくと、下記のようなスケジュールで勉強を進めていけます。

・一般的な受験生向け

期間やること補足
初期志望校の過去問の確認(英語発音、国語部首など出るか)
夏休み終わりまでBUILDERを2周終わらせる夏休み前までには1周しておくように
夏休み明け過去問数年分に挑戦最新年度から。時間は計らなくても良い。
9月〜11月上過去問や模試で見えた自分の苦手分野の対策。BUILDER3周目や学校テキスト2周目で学習の穴を補強する。この辺から受験勉強が面倒になると思うが頑張るしかない。
11月中〜冬休み前私立が第一志望の場合、または私立志望でなくとも復習が十分の場合、私立の過去問に取り組む。必ず時間を計って解くこと。過去問は2周したい。
冬休み〜私立受験私立の過去問に取り組む。私立を受験しない場合、学診の対策が望ましい。必ず時間を計って解くこと。過去問は2周したい。
私立後〜公立受験公立の過去問に取り組む。必ず時間を計ること。最低2周はすること。最後まで油断しない。絶対に勉強時間を落とさないこと。

・高難易度私立向け

期間やること補足
初期志望校の過去問の確認(英語発音、国語部首など出るか)
夏休み前まで学校テキストを2周終わらせる。基礎内容が定着していることが重要
夏休み最高水準問題集に取り組む。一周終わるのが理想
夏休み明け過去問数年分に挑戦最新年度から。時間は計らなくても良い。
9月〜10月下最高水準の2周目を回しつつ、苦手分野を各種参考書などで潰していく。問題のレベル的に学校の先生への質問も活用すること。志望校を変えたくなることもあるが、そのまま勉強を続けた方が良い。
11月上〜私立受験私立の過去問に取り組む。必ず時間を計って解くこと。過去問は最低でも2周すること。
私立後〜公立受験公立の過去問に取り組む。私立が受かっていれば高校範囲の内容を予習しておいた方が良い(落ちこぼれてはせっかく頑張った意味がないため)公立と私立は問われている力が異なる。絶対に時間を計って解くこと。

 

おわりに

今回は塾に通わずに高校入試に挑む際のおすすめの方法について書かせていただきました。

塾では特別なテクニックなどを教わったりしますが、そんなものなくてもちゃんとコツコツ努力すれば学力は上がります。

ただ、そのコツコツ勉強することができないという人が圧倒的に多いのは事実です

そのために塾に通っている、という人はかなり多い印象があります。

逆にコツコツ勉強できないのであれば、塾に通っていたとしても学力は上がりません。ただ、通わせているだけになってなってしまいます。

最近では「努力する才能」だとかいう言葉が使われていますよね。

確かに寝ているとき以外の全ての時間(18時間くらい?)を1つのことに打ち込むことができるような人は「努力する才能」があると言ってもいいかもしれませんが、8時間の勉強はそんなものなくても簡単にこなせます。

何せ、睡眠・風呂・ご飯・トイレなどの時間を考えても、1日に6時間以上は遊べる時間があるわけですからね。

平日部活がある日より、たくさん遊べてしまいます。8時間勉強は才能なんて必要ありません

よく受験期でゲームを禁止する家庭がありますが、6時間も自由時間があるのですからゲームは「禁止」よりも「制限」の方向で捉えた方が良いでしょう。

個人的にはゲームよりもラインやTwitterなどのSNSの方がやりとりをする相手がいる以上、時間が無限に奪われますし、より強い制限をした方がいいと思います。

(とはいえ、Twitterは「#数学教えて」「#英語教えて」 などの「〇〇教えて」でハッシュタグ付きツイートすると中学生に勉強を教えたい変なお兄さんおじさんお姉さんおばさんが高確率で解説をしてくれるので、使い方によっては塾のような役割を持てるので一長一短ですね)

最後に、8時間勉強は容易いですが、それには保護者の協力が非常に大切です。

ご飯を食べる時間を毎日変えないなど、できるだけ生活のリズムを正しくできるように心がけてあげてください。

家族で力を合わせ、頑張っていきましょう。

「塾なしで高校受験に挑む方法!塾講師が1日の勉強時間や使用するテキスト、年間スケジュールまで徹底解説」への2件のフィードバック

  1. 塾なしに心強いブログをありがとうございます。
    受験期初期の「過去問の確認」で質問なのですが、
    過去問の最新年度の一年分を解いてみる、というのでよいのでしょうか?それとも、最新年度は受験期最後にとっておき、最新年度以外を数年分といてみるほうがよいのでしょうか?

    1. コメントありがとうございます。
      受験初期の過去問の確認につきましては、本当に問題を見るだけで大丈夫です。英語の発音、部首の名前などのニッチな問題が出題されているのかを確認し、無駄な範囲の勉強をしないようにすることが目的です。

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