中学一年から受験勉強を始めるなら何を勉強すればいいの?

はじめに

受験勉強といえば、大抵3年生になってから行うものというイメージがあると思います。

しかし、中には中学一年の段階で既に受験勉強を意識している人もいるでしょう。

この記事を読んでいるのはそのような意識の高い方、もしくはその親御さんかと思います。

この記事でそのような方々の疑問が少しでも解消できたら幸いです。

優先順位の高い順番に紹介していきます。

  

最優先:国語の文章読解

中1から受験勉強を始める場合、最優先すべきは国語の文章読解問題(論説文、小説文)です。

優先すべき理由は2つあります。

  • 解けるようになるまで時間がかかるということ
  • 中1でも、中3の問題に挑戦できるということ

まず、国語の文章問題はテスト前で知識を詰め込めば良い点数が取れるようなものではないことは、皆さん理解していると思います。

点数が取れるようになるのに時間がかかる問題形式ですので、中1から始めても問題ありませんし、寧ろ早い段階で取り掛かることで受験期に入った時の学習の負担をかなり軽減してくれます。

また、国語の文章問題は上の学年で習う知識が必ずしも必要とは限りませんし、知らなくてもすぐに調べやすいものが多いです。

例えば、中学1年生が中学3年生の文章問題を解く際に心配するものといえば『漢字』だと思います。しかし、漢字は私たちが普段使っているものですし、最悪『調べれば理解できる』わけです。

独学する際に障壁となる『調べてもわからん』という状況になりにくいので、国語の文章問題は受験勉強を早い段階から始めたいという人にはうってつけです。

 

優先度2:今の学年の数学全般

2つ目に優先するべき学習内容として、今の学年の数学全般が挙げられます。

理由は単純です。

  • 一年の内容がわからないと詰み状態が発生する場合があるから

数学の学習内容は、1年生から3年生まで繋がっています。

ですので、1年生の内容を覚えていないと先の学習のどこかでつまずいてしまう可能性があります。

そのため、今の内容をしっかりと解けるようにすることが受験勉強の重要な部分に当たるかと思います。

 

もし、中1の数学はもうできているというのならばこれ以上勉強しなくても良いかもしれませんが、それでも何かしたいという人は難易度の高いテキストに挑戦するのが良いかと思います。

文英堂の最高水準問題集は難関私立の問題を収録しているのでオススメです。

 

優先度3:英語の長文読解

3つ目に優先すべきは英語の長文読解です。

国語の文章問題は最優先でしたので、英語の長文読解も優先度としては高くなります。

長文読解問題は国語英語共通して読み取るコツがあり、やはりそれは一朝一夕には行かないのです。

ただ、英語に関しては『わからない単語』以外に『調べてもわからん』になりがちな『わからない文法』が出てきて文章が読めないことがあるので、優先順位はやや落ちます。

また、英語の長文読解は使える単語や文法が増えてからレベルが加速度的に上がっていくものですので、そういう点でも中1段階での英語の長文は優先度が下がってきますね。

ただ、長文読解は単語練習も兼ねるので、やって損のない受験勉強だとは思います。

 

優先度4:理科社会全般

理科と社会はいわゆる暗記の部分がテストの多くを占める教科です。

だからこそ、受験期に入ってから一気におさらいした方がフレッシュな記憶のまま試験に臨めると捉えられることも多いかと思います。

実際、理科社会に関しては受験期から間に合わせました!という人はかなり見ますし、その方法で超高得点とまではいかずとも8割くらいを叩き出す生徒も見かけます。

そのため、理科社会の勉強を一年からがっつり行う必要はそこまでないのかと個人的には思います。

もし、理科社会を勉強するならば、1年生段階で2年生、3年生の内容を軽く予習することをオススメします。

浅く学習しておくことで、実際の授業になったときの吸収力が上がります。

 

おわりに

今回は中1で受験勉強を始める場合のオススメの教科について紹介してきました。

国語の文章問題は一年生でも始められ、コツを掴んでしまえば受験期で大幅な時間短縮を狙えます。

是非、やってみてください。

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