中学受験の塾選び、4つのポイントを紹介【中学入試】

塾選びのポイント
①基礎的な知識を身につけるために塾に通うのはやめておいた方がいい

②通いやすい塾がよい

③集団ならば、いつから問題演習に入るかを確認した方がよい

④体験授業を通して塾の雰囲気を確認した方がよい

〜ある日の授業〜

おい先生!

来年受験だし、塾に通おうと思ってんだけどさ、なんかアドバイスある?

随分と上から目線ですし学校の先生に聞く内容ではないように思えますがそれはさておき、塾選びですね。

確かに、中学受験と塾は切っても切れない関係ですよね。

塾選びに関しては一家言あるので先生が少しアドバイスして差し上げましょう。

手短に頼むぜ!

なぜなら『僕にはもう時間がない』

偉人の手紙のようで気になるところではありますが、お任せください。

対話形式でポイントについて4つ紹介しましょう。

 

基礎的な知識を身につけるために塾に通うのはやめておいた方がいい

おいおい、早速塾行かない方がいいってどういうことだってばよ

 

忍者らしき口調が気になりますがそれはさておき、先生は単に塾に通わない方がいいとは言っていませんよ。

基礎的な知識を身につけるために塾に通うのはやめておいた方がいい言っているのです。

これは簡単な話で、塾で基礎知識を学ぶのは効率が悪いからです。

基礎知識の定着には、ワークやドリルの反復演習が効果的ですが、高いお金を払ってそれをしてもらうのはなんとも言えませんよね。

 

確かに……じゃあ塾ってなんのために行くんだろう……

 

塾に1番期待したいのは、難しい問題の問題演習や解説です。

これだけは1人ではどうしようもありませんからね。

ですので、基礎知識が足りていない場合、家でワークやドリルを使って基礎知識を身につけ、塾で入試問題などの難しい問題の演習・解説を行うというのが頭のいい塾の使い方でしょう。

ワークは色々売っていますが、公文式などは中々よいのではないかと思います。

 

でもよぉ、先生。

俺、家だと勉強できないんだよな。

 

なるほど。

確かに『家にいたら勉強ができないからそのために塾に行く』というのはいいと思いますよ。

小学生だとカフェでの勉強などはしにくいでしょうし、ちゃんと理由があるならば塾を使って基礎知識を身につけるのも十分有意義な使い方だと思いますね。

 

《この章のポイント》

・塾は入試問題などの難しい問題の演習・解説に向いている

・基礎知識はワークやドリルを使って身につける方が効率的

・どうしても家では勉強できないなら、基礎知識をつけるために塾に通うのもよし

 

通いやすい塾がよい

 

塾の選び方のポイント2です。

ポイント1は選び方というより利用方法でしたので、実質これがポイント1かもしれませんね。

誰に話しかけてんだよ先生。

ついにボケたか?

それは聞かないお約束ですよ、たろうさん。

さておき、たろうさんは小学校まで何分ほどで通学できていますか?

大体15分かな。

走れば10分で着くぜ! 俺様は足が速いからな!

たろうさんは体育の成績が良さそうですね。

公立小学校に通う小学生は長くて30分、大体が15分以内には通学できているかと思います。

ですので、おおよそ車で30分を目安に行ける塾を選ぶのがいいでしょう

30分を超えると時間が勿体無いですし、それは塾に通う小学生の方が身に染みるかと思います。

確かに移動に30分以上かけるって考えたらすっごく勿体無く感じちゃうかもしれないな。

30分あればドッジボールだってできるし。

小学校の中休みは一般的に20分に設定されていますが、彼ら彼女らはそのわずかな時間を使って校庭で遊びますからね。

根本的に大人と小学生とでは時間の感覚にズレがあります。

評判のいい隣町の塾へ1時間もかけるくらいなら、地域の30分で行ける塾の方がいいでしょう。

ちなみに余談ですが、小学生の塾の集団授業の授業時間としては1.5時間〜2時間というのが一般的かと思いますので1時間かかる塾に行くと授業時間より送迎の時間の方が長いなんてことも……

 

《この章のポイント》

・普段の通学時間を考えて遠すぎない塾に通うのが吉

・30分以内が目安

・小学生と大人では時間の感覚がズレている

・1時間超えると(送迎時間)>(授業時間)になる可能性大

 

集団ならば、いつから問題演習に入るかを確認した方がよい

 

これはポイント1で言ったことに関する話ですね。

塾にはできれば1人で取り組むことのできない『難しい入試問題の問題演習や解説』をしてもらいたいわけです。

しかし、塾によっては夏前までずっと基本的な内容しか行わないという塾もあります

でもさ先生!

基本的なことが分かってないと入試の問題も解けないし、仕方ないことなんじゃねえの!?

確かに、私立中学の入試問題などでは基礎知識がないと解けないような問題が出題されますよね。

しかし、公立中学の入試で使われる適性検査では『基礎知識』以上に『解き方』がわかっていないと解けない問題が出題されます

基礎知識が定着していなくてもできることがあるので、できればそちらを学びたいですよね。

適性検査ついての記事は以下を参照にしてくださいね。

 

適性検査の問題の例とその解答のコツが載ってる記事

 

話を戻しますが、とにかくなるべく早い段階から入試に近い形式の問題に取り掛かってくれる塾を選ぶのがオススメということになります。

特に適性検査での入試を考えている小学生にとっては無駄は言い過ぎですが、あまり有意義でない授業を受ける羽目になる可能性があるのでいつから問題演習なのかはしっかりと聞いておいた方がいいでしょう。

もし、通おうとした塾の対策が遅いようでしたら、それまで個別指導で受講するという手もありますよ。

 

《この章のポイント》

・入試対策に早いうちから入ってくれる塾がオススメ

・個別指導での受講という手もあり

 

体験授業を通して塾の雰囲気を確認した方がよい

 

あっ、これは分かるぜ!

クラスの雰囲気って大事だよな!

その通りです。

あまり無いとは思いますが、ごくまれに会社であればパワハラ問題になりそうなほどに高圧的な先生がいる塾もあります。

人によってはそれくらい厳しい塾じゃないと甘えてしまうというのはあるかと思いますが、基本的には避けた方がいいでしょう。

叱られながら勉強しても身につきません

授業前に叱られた時の学校の授業って、何やったか全然覚えてないや。

かと言って、叱られなかったら絶対に授業内容覚えてるなんてことはないけどな!

清々しいほどの開き直りですがそれはさておき、毎回の授業内容を完璧に理解している人はごくわずかだと思いますよ。

たろうさんは頑張っている方です。

雰囲気というのは厳しすぎる先生がいる、いないというのもありますが、生徒の間に流れる空気というのも大切です。

生徒同士でものすごくピリピリしている塾もあれば、逆に緩みすぎている塾もあります

実際に体験してみて、自分の雰囲気に合った塾に通った方が勉強に集中できますよね。

ちなみに先生が小さい頃通っていた塾は生徒間でライバル意識が強くてピリピリしていたので、通うのが億劫で仕方ありませんでした。勉強はもっと自由であるべきです。

先生は腑抜けだもんな!

殺伐とした教室は苦手か!?

そんなんじゃ戦場を生きていけねぇぞ!

平和主義と言ってください。

 

《この章のポイント》

・体験授業で塾の雰囲気を知っておこう

・厳しすぎる先生には注意が必要

・生徒同士の関係にも注意。自分が長く勉強できる環境か見極めよう

 

おわりに

以下が、本記事でのまとめです。

塾選びのポイント
①基礎的な知識を身につけるために塾に通うのはやめておいた方がいい
→基本はワークやドリル、難問は塾での学習が効率的

②通いやすい塾がよい
→片道30分以内が目安。それを超えると子どもも送迎する親もつらい。

③集団ならば、いつから問題演習に入るかを確認した方がよい
→なるべく早くから演習してくれる方がいい。適性検査で受験するなら特に注意。

④体験授業を通して塾の雰囲気を確認した方がよい
→ごくまれにパワハラ先生がいる。生徒間の雰囲気も要チェック。

塾選びの力になれたら幸いです。

ここまで読んでいただきありがとうございました

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