公立高校入試の合否の基準ってどうなってるの?【中学生・高校生・保護者向け】

はじめに

高校入試の仕組みについて、これから受験を控えた中学生はもちろん知っておいた方がいいです。これを知っているだけで、かなり勉強への付き合い方が変わってくると思います。

高校生についても、入試後に得点開示が行えますが、まれに「私、よくこの点で受かったな……」という感想を抱く点数で合格している人もいるでしょう。その逆もまた然り。

今回は高校入試の合否の基準についてお話ししていこうと思います。

1.結論

一番最初に結論をいってしまいますが、合否の基準については、都道府県ごと、学校ごとに変わります。

自分が受けようとしている「都道府県名+高校入試+選抜方法」などと検索をかけると、各自治体の教育委員会のサイトが出てきますので、そのページから「入学者選抜実施方法」に類似した項目を見てもらえればよいでしょう。

一応、関東圏内の入試案内へのリンクを貼っておきます。

2.入試得点と内申点

高校入試は主にこの2つの要素で合否が決まります。

入試得点はわかりやすいですが、内申点も合否に関わっているのですね。

入試得点を500点、内申点を300点とするなど、学校ごとにその基準を変えて得点を出しています。
体感ですが、入試得点と内申点の点数配分は、偏差値が高くなればなるほど入試得点を重視している傾向にあるようです。

3.A選抜とB選抜

高校入試はA選抜とB選抜というものがあります。

都道府県によって呼び方は違いますが、高校入試はこのように二段階での選抜方式を取っています。

例えば、2019年現在、千葉県であれば前期試験と後期試験で試験が分かれており、わかりやすく二段階で選抜をしているのだとわかります。

補足:千葉県の入試状況が2021年から変わり、一回の試験になるようです。

関東では、東京都、千葉県、埼玉県、茨城県、群馬県がこの方式をとっているようです。(東京は二段階ではない学校あり)

しかし、一回の試験であっても、このA選抜、B選抜の方式で合否が決まっていることがあります。

ざっくりと説明すると

  • A選抜で特定の割合の合格者を選抜。
  • 採点方式を変えてB選抜を行い残りの合格者を選抜。

となっています。

埼玉県はわかりやすく、A選抜とB選抜で入試得点と内申点の比率を変えて合格者を選抜しているようです。

茨城県は極端な入試形式をとっているらしく、A選抜で入試点数だけで合格者を選抜し、B選抜では成績も加味して残りの生徒を取る流れになっています。

入試の選抜基準の大枠は都道府県の教育委員会で定められており、各高校はそれに従いつつ、学校の特色に沿ってオリジナリティーをだしていくことになりますが、茨城県のようなタイプだと一定割合は学力だけで取ることになるので、本番に強い自信のある人は有利ですね。

おわりに

今回は高校入試の方式についてかいていきました。結論としては、自治体、学校によります。

しかし、入試の大枠は都道府県が決めていますので、最初にそちらで確認をした後、自分(お子様)の受けようとしている高校のホームページで細かく確認するのがよいと思います。

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