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箇条書きといえば\itemize環境を使う人が最も多そうですが、縦向きの箇条書きです。
選択肢問題のように、横に並べた箇条書きを作るためには別の方法を取る必要があります。
上の画像のようなものを作れるようになるのがこの記事での目標です。
\begin{tasks}を使って箇条書きを作る
追加して欲しいパッケージ
この方法を使うためにはまずはパッケージを追加する必要があります。
TeX Writerにおいては、検索してパッケージをダウンロードしなくてもパッケージ使う宣言しておけば勝手にダウンロードしてくるのを確認しました。
入力するソースコード(コピペ用)
パッケージを追加した後、以下のソースコードをコピペすることで、以下の画像のようになります。
%\settasks{label-width=18pt} %幅の調整(ローマ数字の時は%を外す)
\begin{tasks}(4) %()の中で何カラムかを指定
\task 横
\task 向きに
\task 箇条書き
\task 作ろう
\end{tasks}
\tasks は自由度が結構高く、画像のように括弧の中身を1にすれば縦書きの箇条書きになります。
また、counter-formatで箇条書きの記号の変更ももちろんできます。
以下では、settasksの部分についての補足説明を行います。
\settasks部分についての補足説明
\settasksでは細かい設定が行えます。
- 箇条書きの記号(counter-format)
- 記号部分で取る幅(label-width)
これらの設定を行うことができます。
入力(counter-format=〇〇) | 出力される記号 | 備考 |
\roman* | i,ii,iii,… | 小文字ローマ数字 |
(\roman*) | (i),(ii),(iii),… | 括弧は全角でも可 |
\Roman* | I,II,III,… | 大文字ローマ数字 |
\arabic* | 1,2,3,… | アラビア数字 |
$\bullet$ | ・ | itemizeと同じ |
(入力なし) | a),b),c),… |
上の表のように、\settasks{counter-format=〇〇}とtexファイルに追加することで、出力する記号を変化させることができます。
ここで、箇条書きの記号にローマ数字を使おうとした場合、i,ii,iiiと順に記号の幅が増えてしまい、画像のように文字と被ってしまうことがあります。
これを回避するために、label-widthを使って調整することができます。
\settasks{label-width=〇〇}の〇〇はどれくらいの幅なのか、◯ptや、◯cmなどで記述します。
私が使ってみた感じ、18ptが丁度良さそうでした。
\settasks{label-width=〇〇}を入れることで、文字に被らなくなったのが分かりますね。
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