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注:この記事はiPadで利用できるアプリTeX Writerで動作を確認したコードについて記載しています。普通に動くと思いますけど、もしかしたら動かない可能性があるので、動かなかったら他の記事に当たってみてください。
この記事で紹介していること
- TeXで番号付きの穴埋め問題の作る方法について(ソースコード公開)
- アレンジ方法について
TeXで番号付きの穴埋め問題を作る方法について
はじめに、番号付きの穴埋め問題とは何?という話です。
マークシート問題でよく見る、上の画像のような穴埋め問題があるじゃないですか。それを作れるようにしたいってことですね。
早速ですが、ソースコードです。
\newcounter{mycounter} % カウンターを作る
\setcounter{mycounter}{0} % カウンターを初期化
\newcommand{\anaume}[1][]{\refstepcounter{mycounter}{#1}{\boxed{\phantom{aa}\themycounter \phantom{aa}}}} %穴埋め問題の空欄作ってる。
\newcommand{\anaumesmall}[1][]{\refstepcounter{mycounter}{#1}{\boxed{\tiny{\phantom{a}\themycounter \phantom{a}}}}}%小さい版作ってる。色々改造できる。
上の文を\begin{document}の上部にコピーアンドペーストしてください。作業はそれで終了です。お疲れ様でした。
表示させたいときは、「\anaume 」と入力すれば番号付きの穴埋め問題が表示されます。
自動で中の番号が変わるので、「\anaume 」と連打すれば、四角1四角2四角3……とたくさん枠が作れます。
・使用例(コピペすれば上の画像の問題が表示できます)
$m$を実数の定数とする.
2次方程式$2x^2-2(m-1)x+1=0$が$0<x<2$に異なる2つの実数解をもつとき,$m$の値の範囲は
\begin{eqnarray*}
\anaume +\sqrt{\anaume}<m<\frac{\anaume \anaume}{\anaume}
\end{eqnarray*}
\end{tcolorbox}%枠終わり
\setcounter{mycounter}{0} % カウンターを初期化
追記:tcolorboxを使っているのを忘れていました。パッケージにtcolorboxを追加してくれれば動くと思います。
アレンジ方法について
自分で使っていて指数の部分を問題にするとき、小さい枠が欲しかったので小さい版も作りましたが、大きい版が欲しい方は、そちらも作ることができます。
\newcommand{\anaumesmall}[1][]{\refstepcounter{mycounter}{#1}{\boxed{\tiny{\phantom{a}\themycounter \phantom{a}}}}}%小さい版作ってる。色々改造できる。
\tiny の部分で大きさを調整しています。
大きいサイズにしたい場合\large などに変更 すれば大きくなります。
それより大きくしたい場合、\Large,\LARGE,\huge なども試してみてください。
大きさを変えたら\anaumesmallの部分(なんと入力したらコマンドが動くのかを決めてる部分)を\anaumeslargeとか\anaumeookiiとかわかりやすいものに変えておくのがオススメです。
終わりに
ちゃんと番号付き穴埋め問題を出すことができたでしょうか?
そもそもTeX Writerで日本語入力ができないんだけどという方は、当ブログでも少し書いてるので、参考にしていただければ幸いです。
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