『Desmos』のコマンド集はこちら
・円形の座標格子の作り方
・グラフから表を作る方法
・画像の挿入方法
「高校の数学どこでつまずいた?」という問いかけに対し、「二次関数」と答える人はかなり多いかと思います。
グラフの外形はもちろん、定義域が入ることでさらにイメージがしにくいのだと思います。
また、高校では分数関数など、グラフの外形を捉えるのが難しく感じる関数も登場してきます。
今回は、そんなグラフを簡単にかけるアプリを紹介したいと思います。
目次
『Desmos』の使い方(例 二次関数)
ダウンロードは公式の方からできます。
関数のグラフをかく方法
アプリを起動すると、次のような画面になります。
右上にアカウント作成またはサインインと書かれていますが、しなくても使えます。
使い方は非常に簡単で、左側に式を打ち込むだけになります。
式を打ち込むと、このようにグラフが現れます。
今回は動く定義域も出しましたが、グラフの外形を出したいだけなら、本当に直感的に、適当に使ってもできてしまうと思います。
この気楽さがこのアプリのいいところでしょう。
一応、定義域を動かしたい場合の方法が少し特殊なので、その説明だけしようと思います。
動く定義域の作り方
- 定義域を「a≦x≦b」の形で打ち込む。
- スライダー追加のaの部分をタッチ。
- スライダーが出てくるので、定義域が動かせる。
とても簡単だと思います。
この方法でスライダーを作った場合、最初は-10から10の値を取れるような設定になっているようなので、その変更方法についても説明します。
スライダーの範囲変更方法
1.「a=◯」となっているすぐ右の空間をタッチする。
2.上の画像のような入力フォームが出るので、好きな値を打ち込む。(今回は-20から20に変更しました)
3.スライダーの範囲が変わっている。
その他機能
このアプリには他にも機能が備わっています。
その他機能について以下では紹介していきます。
円形の座標格子を作る
これはつまりどう言うことかといえば、写真を見てもらった方が早いでしょう。
このように円形で格子を作ることができます。
作り方はシンプルで、右上にあるスパナのマーク→格子の部分を円形に変える。
これだけです。
もちろん、度数法にも対応しています。
スパナを押して開いた設定の下の方に度数法と書いてあるところがあるので、それを押すだけで完了です。
この機能は、具体的には、高校生の三角比、三角関数のところで使えそうですね。
グラフをかいた後に、値を表で出す
次に、かいたグラフを表にする機能について、具体的にはこう言うことです。
左上のようにグラフとそれに対応する表が出せます。
グラフから表を作る機能は他のアプリにもあるかもしれないですが、Desmosではこれが楽に行えるようです。
やり方はシンプルで、歯車マークを押す→表のマークを押す。
これだけです。
見て貰えばわかりますが、歯車マークがありますね。ここを押すと表のマークが登場します。
登場しました。(colorと書いてあるところの右隣です)
この画面から、グラフの色やどのような線で描くかということも設定できます。
因みに、この表は値を変更することもできます。
写真を挿入する方法
写真を座標平面上に挿入することもできます。
数式の入力フォームの左上にある「+」マークを押すと、画像のマークが出てきます。
そこをタップすることで、写真を挿入することができます。
iPhoneでしたら、Photo libraryを押すことで、写真フォルダにアクセスできますよ。
画像の中心部の座標、角度、幅などが設定できます。
ちなみに、中心をもって動かせるので、場所を変えるために座標を細かく設定しないといけないかといえばそうじゃなかったりします。安心ですね。
おわりに
今回は高校生向けのグラフを書くことができるアプリを紹介しました。
実は、このアプリより高機能な「GeoGebra」というアプリもあるのですが、そちらは本当にできることが多くて混乱してしまう可能性を考え、こちらのアプリを紹介しました。
興味がある方は、「Desmos」を試してみてから、「GeoGebra」も試してみてください。