1.はじめに
理科の授業で何が面白い?と言われたとしたら、あなたは何と答えるでしょう?
統計的なデータが出ているわけではないですが、「実験が面白い」と答える人は少なくないかと思います。
しかし、中学校の頃は化学領域の授業数に対して実験がそれなりの時間確保されていますが、高校になると「理科」から「化学」に単元名が変わったにもかかわらず、途端に実験が少なくなるのですよね。
高校になって内容も難しくなっているのに、実験がないと具体的な想像ができなくて大変だと思います。
そこで、今回は「BEAKER」という化学反応が楽しめるアプリを紹介します。
2.BEAKERとは?
BEAKER とは、スマホで化学反応を楽しめるアプリです。実際に画面の方を見てみましょう。
真っ暗でよく見えないですね。
しかし、もう既に実験の準備は整っています。
右上の丸いボタンを押しますと、物質の一覧が出てきます。
左上の「目」のようなボタンを押すと
実験器具の一覧も出てきます。
使い方は、非常にシンプルで、使いたい物質を少し長めにタッチするだけです。
試しに、絶対に学校でできないけど、先生は楽しそうに動画で見せてくる例の実験をやってみましょう。
参考:池にナトリウム入れる動画
まず、ナトリウムを用意します。(右上のボタンから出せます)
動画と順序が違いますが、気にしてはなりません。
そして、水をこの上からかけてみましょう。
爆発しました。
そして、実験をしてみたら、水素が発生しているようですね。
これは火をつけるしかなさそうです。
蓋を閉めて水素をビーカー内に充満させて、火をつけてみましょう。
蓋を閉めるのは画面上部をスライド操作、火をつけるのは上部以外を素早くこするとできます。
爆発しました(2回目)
今度は水素と酸素の反応が追加されました。
このように、「BEAKER」では簡単に模擬実験を行うことができます。
3.BEAKERを学習で活かす
一応、実践例を提案しておこうと思います。
そのまま適当に使ってもこのアプリは発見もありますし、楽しいですが、勉強に役立てるとしたら、このような方法があると思います。
- 問題集で化学反応式の問題を解く。
- 解いた後、BEAKERで答えの確認をする。
または
- BEAKERで適当に化学反応を起こしてみる。
- それがなぜ起きたのかを考察する。
前者は、仮説を立てて、それを実践する流れです。
後者は、実験をもとに、それを考察をする流れです。
学校の授業でもそうだったと思いますが、実験は成功失敗というよりも、なぜそうなったのかを考察したりすることが大切だったりします。
何が起きるのかを予想したり、何が起きたのかを説明できるようになるための勉強と考えたら少しモチベーションが上がりませんか?
4.おわりに
今回は化学反応をみることができるアプリ「BEAKER」を紹介しました。
非常に簡単な操作で使うことができるので、上の説明は不要だったかもしれません。
無料アプリですので、少しでも興味を持った方は、ダウンロードしてみてくださいね。